株式会社 ケーヤード

第二十八 金龍丸(14トン 毛ガニ船)ー乗船体験
2005/03/20日


猿払漁組所属 毛がに・ホタテ桁引き兼用船 第二十八 金龍丸 に乗船させて
もらいました。 AM5:00出港 漁場には1時間 出港後30分には この凪です。 はア〜



船頭はプロッターを見つめ あげる幹縄の先端の方向に針路を向けました。
もうそろそろ漁場だ、 1隻あたり7本のノシ数ですが 今日は凪の関係で
陸近くのノシをあげる方針・・と船団で連絡しあっていた。



見えるのは宗谷のカニ船、 合同の漁場と聞きました。
5:45 大した事ない凪に見えますが・・・、 これでも素人はびびっています。



ノシを船首ローラーにかけました。 いよいよです。
ロープはすごい張りでピンピン、 甲板長はエンジンリモコン
を左手で操作しながら・・・熟練の危険な作業。



何秒間の連携プレー



風の向きを計算し、船を操作しながら、ノシが外れないように 



かなりの風と波 大揺れの中、 危険な作業、



ノシなりに 船が立ち落ち着いたのか?
結構な速力で船を走らせています・・・ バリバリ・・ビンビン 恐ろしい程の音です



いよいよ籠があがってくる、 皆 戦闘体制に・・・ ノシの旗をつかんで3分間でした。
私、 カメラ構えて ブリッチから出た瞬間・・ 大傾斜で・・ 海に落ちるかと・・・
5:48分操業開始



この全景が一連の作業、 左舷端の餌入れの人が見えませんが・・
甲板長が船首ローラー前で来た籠を引き寄せ→舷門前の人が籠を上げ
→入ったカニを選別台にアケル人→船頭がカニを選別→餌入れ→
籠結び(テンボかけ)まで・・ 誰か2秒でも遅れれば・・・・全員が大変なことに・・



すごい横揺れなんですよ・・ よく舷門から落ちませんね・・・
慣れでしょうね、 俺は5秒以内に確実に冷たい海に・・・・



次の工程に籠のロープを上にして右舷に伸して渡す
もうすぐに 船首の甲板長が次の籠を引き上げる構え。



籠脇の紐を引けば 籠下の口が開き カニをたたき落とす



引っかかって カニが中々落ちないなんて言ってられない
すぐ、 次の籠が・・・、 船頭がカニを選別、 身の軟いカニ(ワカ)と
サイズに満たないカニは シュートから海に放流します



餌入れ係り・・・ すごい速さ 2秒くらいで・・



ビニ手袋でこの手先の技・・・



最終のテンボかけの人にはたまげたね・・・
餌入れから渡った籠を幹縄の下にくぐし・・・



幹縄にある赤い輪に触った瞬間・・・結んでしまう。 凪も
工程の遅れも関係なし、 中央部まで追いかけていっても一瞬で結んじゃう・・



最高のショットです・・・0.4秒間で、 ビニ手でだぜ!



7:20に入港し漁倉から カニを引き上げ・・・ ノシ1本しか
凪が悪く上げられませんでしたが・・、 5〜6籠ありました。



残った餌を冷凍庫に・・、 餌は輪切りのイカ



第二十八 金龍丸の皆様お疲れ様でした。 勉強になりました。
ありがとうございます お世話になりました。 足がガクガク 大変な漁だは。



平成10年竣工・大和造船製・14トン軽合金船 さすがライバル造船所
早船です、 ホタテの装備なしは軽い走り 航走バランスのいい船です。
大田船頭様 本当に勉強になりました。 感謝申上げます。




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