株式会社 ケーヤード
造船気質
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■ 水槽で直感−西日本流体技研
で水槽試験見学に
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2012/04/09−19-29G/T 「18初丸→18明洋丸→開発船型(M改T船型)」 水槽試験写真
2012/04/09佐世保の西日本流体技研
に行ってきました。 18初丸→18明洋丸に続く進化を
求める開発船型(M改T船型)の水槽試験の試験日に見学に。 佐世保はとっくに桜は散って
ぽかぽかで半袖で充分。 AM10時からPM6時まで18明洋丸とM改T船型の2隻分の試験は
このくらい時間がかかる。 何で私、 ここに居る。 船の抵抗値? 剰余抵抗係数? 理屈は
重要だけど、 どうでもよくなった。 ただひたすら、 夢中・夢中で写真撮りまくり。
波型写真-入港状態-船首斜め-11ノット
波型写真-入港状態-船尾斜め-11ノット
波型写真-入港状態-船尾引波-11ノット
流線写真-入港状態-側面斜め-11ノット
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下の写真から順に上に来てください。
↑18明洋丸の模型; 船尾はこれを見てわかるが、 M改T船型
は18明洋丸より船尾でバトックフローを150mm上げている。
だから抵抗減 っと言うことは、 サンマ専用船の場合
集魚灯発電機が軽いオールLED集魚灯採用船に限り大幅にフローさせて
いいこともこのページで立証。 作成方針に時間かかったけど
K-Yard Web Siteもだんだん勉強ページぽくなった。 今後もどんどん
水槽に水遊びに来たいものだ。 結構な発想場だ。 場の力を信じたい。
↑18明洋丸の模型; 下のM改T船型と同じ写真と比べ
なんと水面が白いこと。 凄い抵抗エネルギー。 歴然ってこのこと。
↑18明洋丸の模型; 迫力満点だな、 満載で14.4ktはこうなる。
↑18明洋丸の模型; 実船で満載で14.4ktは出ないが、 水槽全体時化海みたいだ、
↑18明洋丸の模型; F0.42で抵抗試験中の航走船首波、 何だ、
こわれた白い泡だらけの波。 F0.42で少し速いけど、 M改T船型と比べ
船首トリムも下がっているし。 ST7付近の谷も大きい。 それでも
この船の実船はかなり船速の速い域の船だが水槽では、 船首波がすごい
ことに。 M改T船型に比べたら波の色で歴然です。 比較では ぼろ負け。
↑M改T船型の模型; 同じF0.40で自航試験中の航走船首波、 やはり
バルジで出た波かな、 複雑な流れのように見える。 バルジ削って見てみたい。
これにてM改T船型の抵抗試験・自航試験は完了、 データーは上記からの写真の18明洋丸
の抵抗試験の比較にて結果が出た。 実船の主機・ペラを同じにして、最大
馬力で1.5ノット以上速力アップ、 11ノット付近で50%以上の馬力削減は
本当ですか?ですね。 後はこのイメージの残像で自分がどんな直感が湧くかだな。
↑M改T船型の模型; 同じF0.40で自航試験中の航走船首波、 ST7で
落ち込んだ谷からまた次の分け波が気になる、 バルジで出た波か?
↑M改T船型の模型; 同じF0.40で自航試験中の航走波、 本当に
回流とつりあってるのかはセンサーでしかわからんし。 抵抗試験の時と波と
トリムは変わらないような気がします。
↑M改T船型の模型; 主機関です。 モーターはラジコンボート用?
ガキの頃エンジンのラジコンボート製作したことがあります。 その記憶が
よみがえり細胞が若返り、 すっかり仕事を忘れ、 ここにずっと居ようかなとか。
↑M改T船型の模型; このペラは上写真のモーター回転にダイヤ・ピッチ
あわせてF0.4の回流につりあうように設計されています。 今までの製作品
も豊富で探し当てるそうです、 合わなければ新製作なんでしょうね。 凄い。
↑M改T船型の模型; これから自航試験開始、 模型船を上げず
にペラを取付けています。 凄い、 熟練、 器用。 手つきがすばらしい。
何か、 写真が水面でミラーしてる。
↑M改T船型の模型; ほんと、 水面下は抵抗なさそう、
そう言う表現は幼稚ですが、 流れは流線写真でしか目に見えないんだな。
だから水槽試験は重要なんだはだんだん理解してきましたよ。
剰余抵抗のほとんどは造波抵抗だと言うし、 何か だいぶ賢くなってきたような。
↑M改T船型の模型; 回流水槽を下から眺める、 1階下に行って
天井を仰ぐ。 結構バルバス上の水線面の角度がまだまだ大きいのか
横に分ける波が抵抗を感じます。 漁船だし積み船だからね。
↑M改T船型の模型; 何ですかこの光景の差、 水面下は まるで静かな世界。
泡も引きずっていないし、 航空機の窓から翼を見ているよう。
↑M改T船型の模型; 後ろから見れば11.8ノットの18明洋丸の
実船と比べてM改T船型のほうが船首波が高い気がする。
水の上は船の波で迫力ありますが・・・ 水面下はどうでしょう↑
↑M改T船型の模型; ワアー・・ 実験比較船速11.8ノットって
18明洋丸の実船では大したスピードでは無いが、 水槽の流れ速くない?。
↑M改T船型の模型; 実験比較船速11.8ノット。 押さえ
こむ様な波の流れは少なそうだ。 ST7付近の波の谷はまだまだ
期待より大きいな。 それでも泡とかが無いのは?。
↑M改T船型の模型; シャー・・ F0.32での船尾波、 ハの字波の高さは
ほとんど無いほど。 後端の盛り上がりも少ない、 滑らかです。
↑M改T船型の模型; シャー・・ 回流水槽が回り・流れ始めました。
フルード数0.32、 10ノット位、 出足で船首が一瞬下がることもなく・・
+に少しトリムした。 バトックフローですね。 満載状態にもかかわらず。
↑M改T船型の模型; セット完了、 模型船のサイドのブルワークは
水槽に関係ないから貼り付けていないと言ってた。。
↑M改T船型の模型; この錘調整はシビアなんだろな、 しつこいくらい
の微調整。 水槽に落ちたことは? 聞いたけど忘れる程私、 トランス状態。
↑M改T船型の模型; ジグのセンサーに船を取り付けています。
このセンサーで覚えきれないほどの抵抗・状態情報が得られる。 計画排水量まで
沈めて船首尾で押さえこむ?。 これで航走トリムが現物みたいに角度が出ている
様に見えるし、 これは凄い仕組みに違いない。
↑M改T船型の模型;
回流水槽といいます。 下の階までの高さがある。 どうやら、
この水槽のシステムは、 ここの開発みたい。 週に平均2隻この水槽で実験するとか。
↑M改T船型の模型; 社員の担当者が手馴れた手で何か取付けていた。
センサー取付け金具の位置調整とかモーターの変更とか・・ この時点では
プロペラは取付けません。 2回目の自航試験でペラを取付けます。
↑M改T船型の模型; 船尾のチャイン・S板を絞っています。 バルジ角にも
アールをかけて3D的にはいいけど、 省抵抗船=コスト高船であっては
いけない。 何だか胸が苦しくなってきた。
↑ここから、 「開発船型(M改T船型)」 です。 ちょい昔のまき網積船
の雰囲気がする。 CPカーブ好きの人は大型バルバスが大好きです。 船主も
船型をバルバスに求める傾向がある。 どうでもいいが早く波の形を見たい。
なぜ、カメラが白くなったり変な色になるのかわからん。 誰か教えて。
18明洋丸の模型;舵付いています。 模型好きにはたまりませんね・・
↑ここから18明洋丸の模型;K-Yardのフラッグシップモデル、 実性能で
自分と船主は船体性能においてはいい評価をしている船型何ですけど、 この船を
暴いて、 いい悪いにつけ真実を知らねば次は始まらない。
18初丸の模型;以前に既に水槽試験済み。 もっと省抵抗船にする実証試験
で思いっきり暴かれた。 表面はツルツル、 ラダー・プロペラ取付けた
後あり、 これは自航要素を知るため。 今回の2隻の実証にもこの自航試験を行う。
18初丸の模型;発砲スチーロールを大型3Dミーリングマシンで削り、 樹脂を塗り磨き上げる。
↑18初丸の模型;模型工房の片隅にありました。 自分の船、 すぐわかりました。
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